遺産相続のポイント - わかってるようでわかってない 遺産相続のキホン

遺産相続のポイント

遺産相続はできるだけスムーズにトラブルなく進めたいと誰もが思っているはずですが、そのためにはどんなことがポイントになるでしょうか?
ここでは遺産相続をスムーズに進めていくために必要なことを簡単に紹介していきますので、将来自分が被相続人や法定相続人になることを想定して考えてみてください。

はじめに遺産相続をするときに一番面倒なことは何かと言うと、「誰が遺産相続の対象になるのか」、「どれが遺産相続の財産に該当するのか」の2点だと思います。
これがあらかじめ明確になっていればトラブルになることもありませんし、相続税を申告するときの漏れも防げるでしょう。

まず「誰が遺産相続の対象になるのか」という点は被相続人が遺言書を残している場合、それに沿って進めていけばいいのですが、そうでない場合は配偶者→子供→親・祖父母→兄弟の順番で相続権が与えられます。
中でも配偶者はもっとも相続できる財産の割合が多く、子供がいる場合でも2分の1、親・祖父母だけが残っている場合は3分の2、兄弟だけが残っている場合は4分の3を相続できます。
また相続人をしっかり明らかにするために戸籍謄本などを取得して相続権のある人がほかにいないかチェックすることも忘れてはいけません。

次に「どれが遺産相続の財産に該当するのか」という点ですが、これはプラスの財産とマイナスの財産に分けることができます。
プラスの財産とは自宅や店舗などの不動産をはじめ、現金などの金融資産、自動車などの動産、ほかにも骨とう品や美術品、金なども該当します。
マイナスの財産は借金や未払いのお金で、プラスの財産からマイナスの財産を引いたものが遺産相続の対象になりますから、場合によってはマイナスのほうが多くなってしまうケースも考えられます。
この場合相続放棄や限定承認といった選択肢も出てくるため、できるだけ早く遺産相続を開始したほうがいいでしょう。
なぜなら相続税の申告は被相続人が亡くなってから10カ月以内ですが、相続放棄は3カ月以内となっているからです。